今日割引券を使ったあなたへ、「100円割引」という言葉に違和感を覚えませんでしたか?
こんにちは、るびこです。
理系だけど数学の話でもなんでもないです。
日本語の専門家でもなんでもないですが、
100円割引って言葉が気になります。
「100円引き」が正解じゃないんですか!?
「割引」なのに割合関係ないじゃんか!
世の中にはびこる「〇〇円割引」
「〇〇円引き」でいいですよね。
いやむしろその方がいい。
なんでこぞって〇〇円割引って表現するんでしょうか?
黒幕は「割引券」の存在
割引券という言葉が一般化しすぎたことが原因かもしれません。
割引券というからには、その内容は「割引」と書きたいですよね。
かと言って「値引き券」と「割引券」という言葉を使い分けるのも難儀ですし。
こんなにたくさん「100円割引」
ちょろっと検索したら出て来る出て来る。一部載せます。
※出典がわからないようにトリミングしてます。 |
あれ、やっぱり正しいのか!?
ここで「割引」の意味を確認
わり‐びき【割引】
[名](スル)
1 割り引くこと。一定の価格から、ある割合の金額を引くこと。「会員には割引して売る」「割引価格」⇔割増し。
2 「手形割引」に同じ。
3 内輪に見積もること。いくらか低く評価すること。「話を割引して聞く」
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/238833/meaning/m0u/
やはり「割合」という言葉が含まれていますね。
ここで一応「値引き」の意味も確認しましょう。
ね‐びき【値引き】 の意味
[名](スル)定価よりも安くすること。値をまけること。「冬物の衣料を値引きして売る」
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/170580/meaning/m0u/
値引きの中に割引が含まれるという解釈でしょうか。
言語は生き物
これだけ遍く使われていたら、もはや疑問を唱えるのも意味のないことなのかもしれませんね。
古文の世界の人からすれば、「有り難し」が感謝の意で使われることは違和感なんてもんじゃないでしょう。
時代背景に合わせて言葉の意味も柔軟に変わってしかるべきだと思います。
今日のぐうの音
〇〇円割引という言葉を自分から使うことはないと思います。
でも〇〇円割引と書いてある割引券をみて顔をしかめたり、
「日本語間違ってる」と揚げ足をとるのも、なんだか違うかなと思いました。
年をとるに連れて思考に柔軟さが失われてくるので、偏屈にならないように注意したいと思います。
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