会社で消耗しはじめの新人によるブログ。
ガジェット、ファッションを中心としたライフスタイルを提案する雑記。

年賀状ってlose-loseな慣習なんじゃ!?

こんにちは、るびこです。

私と同世代(1990年代生まれ)の皆さん!今年は何通年賀状を出しましたか?
小中学生の頃は年賀状をもらうと嬉しくて、「去年より○枚増えた!」なんて言ってたかと思います。
でもきっと高校から年賀状出さなくなりましたよね。

なぜなら携帯電話を持ち始めたから。
ひょっとすると90年台も後半の人は中学生から携帯をもってて、小学校で年賀状は卒業したなんてマセガキもいるかもしれません。

2017年のはじめに年賀状の「意義」と、「これから」を考えてみたいと思います。

年賀状は無駄?不要? 年賀状の意義とは

f:id:gu-none:20170104112533p:plain
まずは年賀状が社会でどういう役目を果たしているのかから考えていきます。

年賀状作成にかかるコスト

どうでもいいですが「作成」とさ「作製」の違いは間違えやすいので気をつけましょう。
作成・・・文章や書類など
作製・・・上記以外
「など」って書いといてそれに対して「以外」って書くのは些かズルいですけど僕はこんな認識です。

もちろん年賀はがき買ったりプリンタのインク買ったりってのもあります。
でも、ワードとかパワポで雛型つくる時間コストが莫大ですよね。

「Happy New Year」に冠詞「A」は必要かとか、
「謹賀新年」or「あけまして〜」問題とか
干支を考慮するかとか

もうこだわりだしたらキリがない!
結局外注するのが賢いかもしれません。
こんなコストかけてまでやる必要あるのか!!

でも、どの写真を載せるかって、その年に撮った写真を振り返るのはいいかも。

商業的な意義

新年のあいさつという大義名分さえあればどんなDMでも送れます。
つい、「ああ、この旅館に泊まったなあ」とか「ここでも買い物したなあ」
とか思い出しちゃいますよね。

それだけで商業的にはかなり意味のあることだと思います。
年始って購買意欲も高まってるので。

小売店やサービス業なら年賀状をつくるコストは十分に回収できるでしょう。

何かの節目の報告という役目

結婚や出産など、お祝い事の報告にはもってこいです。
そういうイベントがあるとえてして多忙を極めるもの。
時間的に忙しいってのもありますが、何より頭の余裕がないですよね、目の前のことで手一杯。

かといってイベント直後を逃すと、なかなか報告するタイミングもない。せっかく落ち着いたのに。 あ、年賀状があるじゃないか!

これは人類の発明。大義名分さえあればなんでもできますから。
報告したい近況がある人にとっても年賀状は欠かせないものですね。

年賀状のこれから

さて、つぎは上記を踏まえて年賀状は今後どうなっていくのかを考えてみます。

SNSの普及

やはり第一にあがるのはこれでしょう。

年賀状の役目である「近況の報告」も「新年の挨拶」もできてしまいます。
しかもほぼ手間なしで。
誰に送って、誰には送らなくて、とか考えなくていい!

あと、リアルタイムで友人からの反応もわかってしまうという、認証欲求オバケには麻薬のような存在。

総合的にみれば、SNSのほうが優れているのは火を見るより明らか。

友人間はではSNS一択になるでしょう(もうなってる)

社会的な風習

今後の年賀状はこれ頼みですよね。
文化という遺産をいかに存続させられるか。

年賀状ラリー問題

「来た年賀状だけ返そう」

こういうスタンスの人も少なくないと思います。
師走とも呼ばれ、大掃除やら親戚やらで忙しい年の瀬の負担を減らせますからね、合理的!

でも、こういう人ばかりだと、数年で年賀状は消滅してしまうかもしれません。
そうはならない理由は、、、

去年送ってくれた人には今年も送ろう」族がいるからです。

最終的には「来た年賀状だけ返そう」族と「去年送ってくれた人には今年も送ろう」族で年賀状を送り合う形に収束しますよね。
これを私は「年賀状ラリー問題」と呼んでいます。
ややもすればlose-loseの関係になりかねません。

これがある限り、年賀状は日本に存在し続けます。
2日以降に届く年賀状は「望まれない年賀状」ってみんな気づいてはいても簡単に断ち切れるものではありませんよね。

今日のぐうの音〜元旦はあくまで文化的な区切り〜

科学的には北半球では真冬のあの一日が元旦である必要なんてないんです。
地球は大晦日だって、なんでもない平日だって、全く同じ自転をしています。公転のどこを始点とするかってだけ。

新年のあいさつもそうですけど、
「新年だから〜する」
「今年こそは〜する」
新年って目標立てたりするにはちょうどいいです。素晴らしいこと。

でも、区切りは必ずしも元旦である必要もないし、宇宙からすればどれも同じ一日なんです。
新年の心意気をいつでも忘れないように1年を過ごしたいです。

www.gu-none.com

Copyright© 理系男子のぐうの音 All Rights Reserved