すぐ「日本人は〜」という奴は信用できない
こんにちは、るびこです。
「日本人は〜」ってすぐまとめる人、いますよね。
ええ、私です。
つい言っちゃうんですよね。やめたいんですけど。 「日本人は〜」がいかにずるい言葉か考えてみます。
目次
- 「日本人は主張が苦手」
- ほとんどの日本人は日本人の知り合いが大多数
- じゃあアメリカ人は主張が苦手じゃないのか
- 「日本人は〜」いうだけで妙に信憑性が上がるのが狡猾
- すぐに「日本人は〜」という人を信用しないでほしい
- 根拠を確認しよう
- 今日のぐうの音
「日本人は主張が苦手」
って聞いてどう思いますか?
別にテーマは「日本人は細かい」でも、なんでもいいんですけど
どう思ったかを頭の片隅に置きながら続きを読んでください。
ほとんどの日本人は日本人の知り合いが大多数
まあ、当たり前ですけど。
だから、日本人の知り合いに数人当てはまる人がいたら
「ああ、確かににそういう人いるわ」
って思っちゃうんですよね。
少しでも同意したら負け
じゃあアメリカ人は主張が苦手じゃないのか
島国日本に住んでる人ならアメリカ人の知り合いなんてなかなかいませんよね。
30人いればかなり多い方なんじゃないでしょうか?
それでも1クラス分ですからね。
「○組は地味な人が多い」
とか言われるように、一般化するにはサンプル数が少なすぎます。
何が言いたいかっていうと30人程度なら偏った集団の可能性が十分あるってこと。
しかもその集団が同じ畑の人ならなおさら。
主張が弱いような人がそもそも海外に移住したりするのかって話。
つまり、アメリカ人は主張が苦手か判断できる人はほとんどいないってことなんです。
裏を返せば日本人でくくること自体がナンセンス。
「日本人は〜」いうだけで妙に信憑性が上がるのが狡猾
上記で述べたように
日本人しか知らない人が「日本人は〜」と語るのも
日本人しか知らない人が「日本人は〜」を信じるのも
実は危険なんです!
すぐに「日本人は〜」という人を信用しないでほしい
私もよく使っちゃうんで分かるんですけど、
「日本人は〜」
と言うと議論がまとまるんですよね。
みんな「確かに」ってなって信じてくれる。
すごい楽で強力な言い回しなんです。
根拠を確認しよう
特定のWebページを参照して、これは信じるな
とは言いませんが、「日本人 国民性」とかで検索すれば該当するようなページはいくつもあるんじゃないでしょうか。
そんな中で、きちんとデータを提示しているところは信頼できますね。
ただし、そのデータが自分の知りたいことと本当に一致しているのかも考慮してください。
例えばこれ▼
http://www.ism.ac.jp/~taka/kokuminsei/index.html
統計数理研究所っていかにもすごそうですよね。
でも、「調査の実施方法」を見ると
「日本人の国民性調査」はすべて、20歳以上 (ただし第11次・第12次調査は20歳以上80歳未満、第13次調査は20歳以上85歳未満) の男女個人を調査対象とした標本調査です。
引用: http://www.ism.ac.jp/~taka/kokuminsei/page9/index.html
日本人に日本人のこと聞いてます。
つまり「外国人と日本人の国民性を比較」したのではなく「日本人が日本人をどう思っているか」を調べたってことなんです。
もちろんこういう研究にも大きな意義はありますが、今回知りたいこととはズレてますね。
今日のぐうの音
別に「疑心暗鬼になれ」って言ってるわけではありません。
思考停止せずに一旦頭で考えましょう。
って言いたいだけです。せっかく大脳がこれだけ発達したんですから。
日本人はすぐネットの情報信用するからなあ〜困る困る
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